本文へスキップ
🇺🇸 EN 🇰🇷 KO 🇯🇵 JA
G SF
戻る

日本で不動産を購入して驚いたこと

日本で不動産を購入して驚いたこと

※ 本記事は情報提供を目的としており、投資・法務・税務・入国管理等の個別助言や勧誘ではありません。数値・制度・運営・営業時間等は掲載時点のものです。利用・訪問前に公式情報をご確認ください。

私は2013年から不動産投資を続けています。

韓国では再開発投資も経験し、住宅用不動産も購入し、競売物件も扱ってきました。

そのため、不動産市場についてはある程度理解しているつもりでした。

しかし、外国人投資家として東京でマンションを購入する経験は、予想していたものとは大きく異なっていました。

この記事は、日本の不動産購入方法を解説する技術的なガイドではありません。

むしろ、不動産市場を理解していると思っていた一人の投資家が、実際に驚いたことを記録した個人的なメモです。


なぜ日本橋だったのか

東京中心部で物件探しを始めてすぐに、私は一つの厳しい現実に気づきました。

千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区、文京区。

いわゆる都心6区の価格帯は、多くの外国人購入者を最初から市場の外へ押し出してしまうほど高額でした。

私自身、一度は都心居住を諦めかけました。

それでも何度も戻ってしまう場所がありました。

それが日本橋でした。

日本橋には日本国道路元標があります。

日本全国の道路距離は、この場所を起点として測られています。

地理的にも象徴的にも、日本の出発点と呼べる場所です。

妻はこの地域で育ちました。

私たちは何度もこの街を歩き、日本橋を渡り、数字やデータだけでは分からない街のリズムを感じてきました。

日本橋に惹かれた理由は、もう一つありました。

ここは日本中の道が始まる場所です。

数年前、初めて橋の上に立ったとき、私はふと考えました。

「多くの旅が始まるこの場所の近くで暮らすとは、どんな意味を持つのだろう。」

当時はただの思いつきでした。

しかし数年後、その思いは実際の住所になりました。

だから私は探し続けました。

広く探したのではありません。

日本橋という名前が住所に入っている物件だけを探しました。

その条件は選択肢を大きく狭めました。

それでも私は最後までその基準を変えませんでした。


手続き:韓国と日本が分かれるポイント

韓国では、気に入った物件を見つけたら手続きは比較的シンプルです。

購入の意思を伝え、手付金を支払い、物件を確保します。

スピードと資金力が本気度を示します。

しかし、日本は違いました。

日本の不動産購入手続きで最初に登場するのは 購入申込書 です。

この段階ではまだお金は動きません。

仲介会社を通じて書面で購入意思を伝え、売主がそれを検討します。

私はここで少し立ち止まりました。

韓国で最初に問われるのは、

「資金はあるか?」

です。

一方、日本で最初に問われるのは、

「何を契約しようとしているのかを理解している、真剣な買主か?」

に近いものでした。

一見すると小さな違いに見えます。

しかし実際には、意思決定そのものを変えてしまう違いでした。


決定的な瞬間:タイミングは決して決まり文句ではない

私たちは長い間探していた条件に合う物件を見つけました。

築年数は古めでしたが、室内の状態は素晴らしいものでした。

日本橋アドレス。

確認済み。

立地も私たちが望める最高水準に近いものでした。

私たちはすぐに決断しました。

仲介会社は遅れることなく購入申込書を提出しました。

後になって知ったことがあります。

私たちより高い金額を提示しようとしていた買主がいたのです。

しかし、その人は遅すぎました。

私たちの申込書がすでに受理された後だったからです。

私は今でもあの瞬間をよく思い出します。

もし一日でも迷っていたら、結果は違っていたでしょう。

もし仲介会社の手続きが遅れていたら、結果は違っていたでしょう。

良い物件が静かに市場から消えていく世界では、購入できるかどうかの差は価格ではなく、数時間で決まることがあります。


現実:優れた仲介会社よりも重要だったこと

今回の経験で最も印象的だったのは、特定の仲介会社ではなく、日本の取引システムそのものでした。

日本の不動産取引は、買主・売主・仲介会社がそれぞれの役割を理解しながら進むことを前提としています。

その連携が重要です。

もちろん、言語も影響しました。

妻が日本人だったため、多くの場面で助けられました。

しかし、それ以上に重要だったのは手続きへの理解でした。

仲介会社は、いつ動くべきか、どのように購入申込書を作成するか、売主側とどのようにやり取りするかを正確に理解していました。

韓国でも仲介会社の役割は重要ですが、比較的お金が取引を動かすことが多いように感じます。

一方、日本では手続きそのものが取引を支えています。

書類。

タイミング。

コミュニケーション。

そのどれか一つでも誤れば、本来成立していたはずの契約が成立しなくなることもあります。

日本人の配偶者もおらず、信頼できる仲介会社もなく、手続きへの理解もない外国人にとって、それは不可能ではありません。

しかし、決して簡単ではないと言えるでしょう。


今回の購入から学んだこと

今回の経験を通して、私は三つのことを学びました。

1. 価格だけでは十分ではない

日本のマンション市場では、高い金額を提示した人が必ずしも勝つわけではありません。

購入申込書の制度によって、売主は金額だけでなく、買主の信頼性や真剣さも評価しています。

2. 良い物件は待ってくれない

私たちが購入した物件は長く市場に残りませんでした。

立地が良く、管理状態も良い都心の物件は、静かに、そして素早く市場から消えていきます。

本気の買主たちはすでに市場を見ています。

大々的な告知は必要ありません。

3. 現地の知識は必須である

東京の不動産市場は驚くほどよく記録されています。

データは公開され、取引価格も確認でき、行政資料にもアクセスできます。

しかし、そのデータをどう読み、どう行動につなげ、どう取引を進めるかは別の問題です。

それには長年の経験が必要か、あるいはその経験を持つ人の助けが必要です。


購入を完了するまでに、私はおよそ2年間にわたり、 物件情報を追い続け、 取引データを分析し、 少しずつ条件を絞り込んでいきました。

このマンションを購入したのは2026年です。

そして今も私は、その同じ住所に暮らしています。

このサイトで公開している23区分析、 価格推移、 そして国土交通省(MLIT)のデータセットは、 私にとって単なる数字ではありません。

それは、まだ物件を探していた頃、 街を歩き、 物件を比較し、 本当に日本橋で自分たちに合う住まいを見つけられるのだろうかと考えていた時に、 私自身が欲しかった情報の土台です。

そして今、私はその旅の終着点ではなく、 その旅が始まった場所からこの文章を書いています。

東京・日本橋より。

出典・参考資料

  1. mlit.go.jp

本文の緑色の数字脚注から下の項目へジャンプできます。URLは執筆時点で確認済み。「アーカイブ」は見出し統計のスナップショットです。


この記事を共有:

著者について

GSF author

Joseph. KIMはGSFArkの創設者兼編集者です。 東京・日本橋を拠点に、日本不動産と長期投資について調査・執筆しています。

更新を受け取る

ニュースレターで毎週の東京不動産インサイトを受け取れます — またはRSS・X・LinkedInでフォロー。

インサイトを受け取る

東京不動産分析、J-REIT、日韓マクロ動向を毎週メールでお届けします。

スパムなし。いつでも解除可能。メールは安全に保護されます。

関連記事

ディスカッション


前の記事
東京、どこに住む? — 23区完全ガイド [Ep.07] 北部4区:北・荒川・板橋・練馬
次の記事
東京、どこに住む? — 23区+多摩 完全ガイド [Ep.06] 台東・墨田・江東